豊かさ?のカラクリ

マック1個に67分、バンコク都民の購買力 UBS調査
【アジア】スイスの銀行UBSがまとめた世界主要71都市の生活コストと賃金に関する調査によると、ビッグマック1個を買うために必要な労働時間は、東京の10分に対し、バンコクは67分だった。その他の都市は、ニューヨーク13分、ロンドン16分、ソウル29分、クアラルンプール(KL)33分、ジャカルタ86分など。

 物価が高い都市は、オスロ(ニューヨークを100とした場合121.5)が1位で、以下ロンドン(110.6)、コペンハーゲン(109.2)、チューリッヒ(107.4)、東京(106.8)の順。アジアの都市は、ソウル24位(85.8)、香港27位(82.1)、シンガポール32位(76.6)、台北40位(68.9)、ジャカルタ57位(51.8)上海60位(50.3)、北京32位(49.6)、KL71位(36.8)。

 バンコクは54位(55.3)で、東欧のブダペスト、プラハ、南米コロンビアのボゴタと同水準だった。

 賃金水準が高い都市は、コペンハーゲン(118.2)、オスロ(117)、チューリッヒ(115.1)、ジュネーブ(111)、ニューヨーク(100)の順。アジアの都市は、東京18位(78)、ソウル32位(44.2)、台北36位(35.5)、シンガポール38位(32.3)、香港40位(27.4)、KL53位(15.7)、上海59位(11.5)、北京65位(8.9)、バンコク66位(8.1)、ジャカルタ68位(6.3)だった。

 労働時間をみると、アジアの都市の年間平均労働時間は世界最長の2088時間で、年間平均労働時間1480時間のパリに比べ、年に50 日間多く働いていることになるという。

「日本人って馬鹿じゃないの?
働かされるだけ働かされていて、人生を楽しんでない
フランスと同じだけの収入あるのに、フランス人の何倍も楽しみが少ないなんて、馬鹿の証拠?
それってシステム悪いからじゃないの・・・
会社仕切ってるジジ○ども、いい加減変われよ、さもなくばくたばれ!」

この記事の疑問点をまず。
1.ビックマック1個をを買う為の労働時間が10分と有りますが、日本でビックマックが280円ですので、その人の時給が1680円に成ります。この給料を貰う為には公務員もしくは一流企業で正社員が条件、国民の大多数を占める中小企業では、厳しいですね。

2.労働時間について
アジアの平均労働時間しか無いですが、世界最長の2088時間と有りますが実際と掛け離れています。1年は52週×週5日×日8時間=2080時間と成ります。
すなわち、完全週休2制で残業がゼロと言うお役所と同じ人。

3.全体としてこの記事の日本人モデルはお役所の職員で一般の人を対象にしていない
日本の平均年間労働時間は52週×週6日×10時間=3120時間で3000時間を越えていると思います。

4.通勤時間が考慮されていない。
片道1時間以上も掛けて通勤している人が多いと思いますが、その時間も会社への拘束時間ですから労働時間に加味しなくては豊かさは出ません。

5.居住費が無い。
ビックマックを物差しにしている点です。以前、この調査で通常ハンバーガーでしたが 政府が圧力を掛けて?日本の物価を安く見せ掛けたと批判されたからビックマックに変更しなのかな?と思いますが、持家を買うことが一般的な日本ではこの事を調査から外したのでは議論に成りません。

前置きが長く成りましたが、フランス人と同じ収入が有る訳では無いと思います。物価や労働時間を考えると収入は半分ぐらいだと思います。
貧しいのです。心の貧しさを補う為に物を買い心の貧しさを埋めているのが現状でタイボーイやタイガールが最新式の携帯や服、アクセサリ、バイクや車を買うのと同じ。

しかし、これが出来るのは日本でも一部の人ですけど、東京都足立区の就学援助(小学校の給食費や遠足費等の金銭的な援助)の割合が60%ぐらいで児童の半数を越えているそうです。
システムが悪い事に気が付いていない国民が悪いと思うのかな?

ヨーロッパでは強制8時間労働(残業を2時間するとその週中に2時間早く帰る)
が有るか、残業時間の割り増し額が多く残業させるよりも人を多く雇った方がコストが安いシステムが有る。長期休暇を取らせないと経営者が法律で罰せられる。

一番の違いは、企業内組合か職種別組合に有ると思います。企業内組合は日本人が考える普通の組合で、職業別組合は海外で多い組合です。大きな違いは会社単位か職種別かです。

会社単位ですと大企業と中小零細企業で賃金格差がどうしても発生す。しかし、職種別組合に成ると同じ職種では大企業と中小零細企業も同じ給与に成るのです。一流企業は給料が高いと言う日本の常識が崩壊し何処の会社に移っても給料は同じに成るので、労働条件が悪い (長時間労働、サービス残業の強要)と転職されてします。

しかし、企業内組合ですと 一流企業で働いて居る人は転職して中小企業に入ると給料が下がるのを恐れ(現実ですが)過酷な条件で働いている。

戦後復興で企業が従業員を一生面倒を見る、企業の発展が従業員の幸せに直結していたので企業内組合でも復興期は良かったのですが、すでに安定期に入った日本では、同じ仕事をしていても勝ち組企業と負け組企業では賃金の格差が大きく成ってしまった。

この組合システムを変える事は殆ど不可能に近いと思います。戦争後の混乱期でも無いと社会システムの根幹ですから・・・

目先の利益を考えて公共事業の餌に投票してしまう有権者の意識を変えないとムリかな?会社仕切ってるジジイ達もその事に気が付いて居ないのです。そんな人の下で働いている私たちはもっと悲惨ですが。

だめですね、ひできさんのように前向きに物事を見られないで・・・
言葉は少し強いですが、前向きに進んでいこうとする気合が私には有りますね。
日本人の悪い諦めてしまう心に成っている自分が解るのですが・・・・
目の前にドアが有るのに開けないでウジウジしている。日本に有る重い空気かな私も日本に住んでいてはいけないのかも知れない。

“豊かさ?のカラクリ” への1件の返信

  1. 大企業が生産拠点を中国や東南アジアにシフトしている
    中小零細企業も人件費の安い国に生産拠点を移したい
    日本の義務教育から中学校を外してもらいたい
    中学校に登校しない子供を低賃金で雇いたい
    借金を抱えた親も助かり、国も生活保護費を減らせる、公務員も減らせる

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