アンケートを終えて

皆様このたびはお忙しいところやしの木アンケートにご協力いただきありがとうございました。

この回答は男性のゲイ(同性愛者)の方々を中心に回答いただきましたが、ストレートの男女からも回答を得ましたことをうれしく思います。性志向を問わず関心の高いテーマであったことがわかります。

皆様から寄せられた回答によりいろいろことを考えさせられました
アンケート結果を見た最初の印象は次のようなものでした。

希望に満ち溢れ前途洋々としているはずの20代の方々の多くが悲観的な見方をされているということに驚きました。経済的にも精神的にも先細りの予測をされ、これからの時代に希望を見出せないでいるようでした。

一方60代の方々は、リタイア後の生活に大いなる期待をされている方が多いように感じました。戦後世代を生き抜いて来た人々、20代の頃は食うに精一杯で老後や年金のことを考える暇などなかったせ代です。介護などという言葉はあまり聞かれなかったそうです。

60代が育った時代はモノや情報が少なく食うために働かざるを得なかったのに対し20代が育った時代はモノや情報が氾濫し、そのために行動が抑制されているように感じます。

30代、40代、50代の方々の意見は20代と60代の中間に位置しています。

モノや情報はもともと人の役に立つためにあったのですが、今は人を振り回す危険な武器と化しているような気さえします。

人間は基本的に経験から学ぶ動物といわれております。時には痛い思いをして初めて学習するのです。

痛みは身体的なものだけでなく、苦悩や不安など精神的なものだったりもします。こういったものを乗り越えたときに初めて人間は成長するものです。

若い方はインターネットでの情報収集が得意です。だからどんどん情報を集めればよいと思います。

ですが、情報を集めたあとはその中でどれが自分にふさわしいか どれが最も信憑性が高いか「選別」することです。

「選別」が終わったら、実際に「検証」してみることです。それが「行動」だと思います。

調べたあとは「行動するのみ」ということです。どんなことでもよい、手をつけることです。

「行動」こそがすべての扉を開く鍵だと思います。充実した人生が待っています。

とても素敵な老後はあなたがこの目で検証して確かめるしかないのです。そして作り出すのもあなたということです

豊かさ?のカラクリ

マック1個に67分、バンコク都民の購買力 UBS調査
【アジア】スイスの銀行UBSがまとめた世界主要71都市の生活コストと賃金に関する調査によると、ビッグマック1個を買うために必要な労働時間は、東京の10分に対し、バンコクは67分だった。その他の都市は、ニューヨーク13分、ロンドン16分、ソウル29分、クアラルンプール(KL)33分、ジャカルタ86分など。

 物価が高い都市は、オスロ(ニューヨークを100とした場合121.5)が1位で、以下ロンドン(110.6)、コペンハーゲン(109.2)、チューリッヒ(107.4)、東京(106.8)の順。アジアの都市は、ソウル24位(85.8)、香港27位(82.1)、シンガポール32位(76.6)、台北40位(68.9)、ジャカルタ57位(51.8)上海60位(50.3)、北京32位(49.6)、KL71位(36.8)。

 バンコクは54位(55.3)で、東欧のブダペスト、プラハ、南米コロンビアのボゴタと同水準だった。

 賃金水準が高い都市は、コペンハーゲン(118.2)、オスロ(117)、チューリッヒ(115.1)、ジュネーブ(111)、ニューヨーク(100)の順。アジアの都市は、東京18位(78)、ソウル32位(44.2)、台北36位(35.5)、シンガポール38位(32.3)、香港40位(27.4)、KL53位(15.7)、上海59位(11.5)、北京65位(8.9)、バンコク66位(8.1)、ジャカルタ68位(6.3)だった。

 労働時間をみると、アジアの都市の年間平均労働時間は世界最長の2088時間で、年間平均労働時間1480時間のパリに比べ、年に50 日間多く働いていることになるという。

「日本人って馬鹿じゃないの?
働かされるだけ働かされていて、人生を楽しんでない
フランスと同じだけの収入あるのに、フランス人の何倍も楽しみが少ないなんて、馬鹿の証拠?
それってシステム悪いからじゃないの・・・
会社仕切ってるジジ○ども、いい加減変われよ、さもなくばくたばれ!」

この記事の疑問点をまず。
1.ビックマック1個をを買う為の労働時間が10分と有りますが、日本でビックマックが280円ですので、その人の時給が1680円に成ります。この給料を貰う為には公務員もしくは一流企業で正社員が条件、国民の大多数を占める中小企業では、厳しいですね。

2.労働時間について
アジアの平均労働時間しか無いですが、世界最長の2088時間と有りますが実際と掛け離れています。1年は52週×週5日×日8時間=2080時間と成ります。
すなわち、完全週休2制で残業がゼロと言うお役所と同じ人。

3.全体としてこの記事の日本人モデルはお役所の職員で一般の人を対象にしていない
日本の平均年間労働時間は52週×週6日×10時間=3120時間で3000時間を越えていると思います。

4.通勤時間が考慮されていない。
片道1時間以上も掛けて通勤している人が多いと思いますが、その時間も会社への拘束時間ですから労働時間に加味しなくては豊かさは出ません。

5.居住費が無い。
ビックマックを物差しにしている点です。以前、この調査で通常ハンバーガーでしたが 政府が圧力を掛けて?日本の物価を安く見せ掛けたと批判されたからビックマックに変更しなのかな?と思いますが、持家を買うことが一般的な日本ではこの事を調査から外したのでは議論に成りません。

前置きが長く成りましたが、フランス人と同じ収入が有る訳では無いと思います。物価や労働時間を考えると収入は半分ぐらいだと思います。
貧しいのです。心の貧しさを補う為に物を買い心の貧しさを埋めているのが現状でタイボーイやタイガールが最新式の携帯や服、アクセサリ、バイクや車を買うのと同じ。

しかし、これが出来るのは日本でも一部の人ですけど、東京都足立区の就学援助(小学校の給食費や遠足費等の金銭的な援助)の割合が60%ぐらいで児童の半数を越えているそうです。
システムが悪い事に気が付いていない国民が悪いと思うのかな?

ヨーロッパでは強制8時間労働(残業を2時間するとその週中に2時間早く帰る)
が有るか、残業時間の割り増し額が多く残業させるよりも人を多く雇った方がコストが安いシステムが有る。長期休暇を取らせないと経営者が法律で罰せられる。

一番の違いは、企業内組合か職種別組合に有ると思います。企業内組合は日本人が考える普通の組合で、職業別組合は海外で多い組合です。大きな違いは会社単位か職種別かです。

会社単位ですと大企業と中小零細企業で賃金格差がどうしても発生す。しかし、職種別組合に成ると同じ職種では大企業と中小零細企業も同じ給与に成るのです。一流企業は給料が高いと言う日本の常識が崩壊し何処の会社に移っても給料は同じに成るので、労働条件が悪い (長時間労働、サービス残業の強要)と転職されてします。

しかし、企業内組合ですと 一流企業で働いて居る人は転職して中小企業に入ると給料が下がるのを恐れ(現実ですが)過酷な条件で働いている。

戦後復興で企業が従業員を一生面倒を見る、企業の発展が従業員の幸せに直結していたので企業内組合でも復興期は良かったのですが、すでに安定期に入った日本では、同じ仕事をしていても勝ち組企業と負け組企業では賃金の格差が大きく成ってしまった。

この組合システムを変える事は殆ど不可能に近いと思います。戦争後の混乱期でも無いと社会システムの根幹ですから・・・

目先の利益を考えて公共事業の餌に投票してしまう有権者の意識を変えないとムリかな?会社仕切ってるジジイ達もその事に気が付いて居ないのです。そんな人の下で働いている私たちはもっと悲惨ですが。

だめですね、ひできさんのように前向きに物事を見られないで・・・
言葉は少し強いですが、前向きに進んでいこうとする気合が私には有りますね。
日本人の悪い諦めてしまう心に成っている自分が解るのですが・・・・
目の前にドアが有るのに開けないでウジウジしている。日本に有る重い空気かな私も日本に住んでいてはいけないのかも知れない。

豊かさ?のカラクリその2

追い詰められた、中小零細企業の経営者の本音かも知れません。
単純労働は海外に移転しても知的労働で生き残って行けると経済学者やエコノミストはよく言いますが、そんな事が出来る人はごく少数だと思います。

現実に町工場を経営している人が知的労働に簡単には転換は出来ないし、
現状の労働ではコスト削減の限界にきている。ここに来て原料の高騰になっている

日本では最低賃金が時間当り600円ぐらいですから、これで中国やその他アジア諸国と競争をしいられている。賃金面で勝てる筈も無く労働研修と言う名目でアジア諸国から研修(労働)にきている人はかなりの数で年々増加しています。

合法的な低賃金労働者、雇用になっているとあちこちから批判もされていますが、研修生がいないと会社は倒産すると経営者は言っていました。

このコメントをしたKEIさんも基本的人権や教育を受ける権利、最低労働賃金等はご存じだと思います。

それでも、自分が置かれている現状を考えると言いたく成るのだと思います。

日本はアメリカを目標に進んで来たのですが、アメリカの悪い所まで真似しようとしている気がします。貧富の格差の拡大などはよい例だと思います。
80年代の上位10%の人の年収と下位10%の人の年収の差が約10倍だそうです。

しかし、2000年には168倍に成ったそうです。それだけアメリカに近づいて居るのかな?と思います。時給が600円で働いている人の横で時給約10万の人がいると言う現実なのです

それだけ、日本の社会が病んでいるのです。